お客様の夢の実現のために、一人ひとりに合わせた最適な方法をご提案されている佐藤先生。ファイナンシャルプランナーだけでなく税理士の資格もお持ちなので幅広いご相談に対応することができます。そんな先生に事務所の特徴や今後についてなどインタビューさせていただいた。
資格
税理士
二級ファイナンシャルプランニング技能士
AFP
先生が資格を取得されたきっかけは?
元々国税局の職員で、国税局在職中に不動産投資事業を立ち上げました。その後、コンサルタントとしてのスキルの中で客観的な指標として必要だろうと思い資格取得に至りました。
株式会社ドリームアシスト、税理士法人DUALPARTNERSの特徴って?
当事務所の最大の強みは、偏らないことです。ファイナンシャルプランナーは、保険業や証券業、銀行、不動産業の職員が営業スキル向上のために取得している人がほとんどで、提案もその業界の商品に偏りがちです。しかし、私はどこにも属していないので、一番ニュートラルなところでお客様にとって1番いい方法をご提案することが可能です。
ファイナンシャルプランナー業をする上で、お客様とコンサルティングの話を進めていくと税金の話が絶対に出てきます。税務相談は税理士の独占業務なので、資格がないとその業務を行うことはできません。ほとんどのファイナンシャルプランナーの方は税理士と業務提携して、税理士を経由しての相談になりますが、私は税理士の資格も持っているので、ワンストップで対応することが可能です。
お客様は、自分が困っている本当の原因に気づかれていないことが多いです。表面上はなにかに困っていてご相談されるのですが、なぜその相談をするのか元の原因になるものを探っていくと、違うところに原因があり、そこを解決しない限りお客様にとって理想的な生活にならないのです。なので、私は元の原因になるところに気づいてもらえるようなコンサルティングを心がけています。また、どこまで聞き出せるかもコンサルティングをするにあたって重要です。聞き役に徹することは基本だと思いますが、そのためにはお客様に心を開いていただかないといけないので、堅苦しくないあえてラフな服装で、少しでも身近に感じていただき、気軽に話せる雰囲気づくり、関係構築に気を遣っています。
今後の業界とその中での先生の展望について教えてください。
ファイナンシャルプランナー業界は、実は個人個人の考え方で動いていい業界なので、決まりはありません。例えば、住宅ローン1つとっても、市場に合わせて変動金利をすすめる人もいれば、今なら固定金利の方がいいという考え方ですすめる人もいます。そういう意味では、ファイナンシャルプランナーとしては、お客様にとって1番いい方法をご案内することが理想ですが、実はそうはいっていないのが現状です。結局のところ、提案も自社の商品販売がメインで、プランニングはあくまでも商品を売るためのサービスになってしまっているので、その中で私は商品販売を伴わないコンサルティングを大事にしていきたいです。
税理士業界はAIが導入されて、会計業務は会計ソフトを使って申告書も作れるので税理士はいらないという話が出てきていると思います。なので、税理士業界の中ではAIにできない、コンサルティング的な面談を重視する動きが出ています。税理士がやっている面談は税務が絡むのでAIでは全てをカバーすることはできません。
私はAIを手段としてどんどん活用した方がいいと思っています。AIは入れた条件に基づいて答えを出します。入れる条件を間違えてしまうと違う答えになってしまうので、その入り口のところをしっかりと対応するのが税理士の仕事だと思いますし、検証も税理士の仕事です。出た答えが本当にそのお客様にピッタリ合っているのかは、最後は人の目、プロの目ですから、そこは養わなければならない部分だと思っています。そうやってうまくAIを活用していけば税理士は必要な人材として認知されるのかなと思います。
今後に関しては、この会社名の通り、お客様一人ひとりの夢を叶えるお手伝いをしていきたいです。現在すべてのお客様を私1人で対応しています。人を介すわけにはいかない仕事だと思っているので、面談もすべて私がやっています。ただ、それをやることができるのが私の中で100人までが限界だと思っています。ただ、100人を超えてもお客様を増やしたいと思っていますので、私の経営理念や考え方をお客様に対応できるところまでしっかりと吸収して受け継いでくれるような人材を育てていくことが今後の目標です。