40数年企業内で総務人事関連の仕事を担当し、労務管理の実務とハラスメント対策などの実績が豊富な田畑先生。一般社団法人ハラスメント対策協会も立ち上げ、ハラスメントの撲滅に邁進されています。そんな先生に事務所の特徴や今後についてなどインタビューさせていただいた。
資格
特定社会保険労務士
中小企業診断士
キャリアコンサルタント
CDA
生産性賃金管理士
企業研修・講演・セミナー・実績多数
「事例で学ぶ 労務管理のコンプライアンス」など執筆実績も豊富
先生が社会保険労務士になったきっかけは?
会社勤めが長く、40数年企業で働いていました。人に関わる総務や人事の仕事が多く、やりがいを感じていたので、そういうことが本業にできたらいいなと思って在職中に勉強し、社会保険労務士の資格を取得しました。資格を取得したのは20年程前なのですが、企業の中で仕事をするのと独立して自分自身で仕事をするのとではやはりできることの範囲や自由度が違うので、自分の力でやってみたいと思い、早期退職して開業しました。
人事評価総研株式会社の特徴って?
人事関連のコンサルティングがメインの事務所です。人事評価制度やハラスメント対策、問題社員対応、助成金などの経験が豊富です。労務管理上の様々な問題解決のお手伝いをしています。
私自身が実際に人事の仕事を企業内でやっていましたので、法律のことももちろん大事ですが、法律論ではなく、現場の人の立場にも立って対応することを心がけています。実務的にどう対処した方がいいか落としどころをきちんと考えて提案し、一緒に改善していけるようにしています。
ご要望に合わせて企業にも訪問させていただいています。訪問した際は、会社の雰囲気や従業員の方の顔を見て、適切なアドバイスができるように心がけています。
今後の社会保険労務士業界についてと先生の展望を教えてください。
基本的に手続き業務は電子化が義務づけられているので、どちらかというとコンサルティングが中心になっていくと思います。
今まで社会保険労務士として関わってきた業務経験をノウハウに変えていくことや、人事まわりの労務管理、人事評価、賃金設定などのウエイトが今後はより大きくなっていくと思っていますので、当事務所でもそこに比重を置いてやっています。
現在ハラスメント対策の相談がとても多いです。私自身、企業内でハラスメントをなくすための取り組みをこれまでたくさんやってきました。ハラスメント対策協会という一般社団法人も立ち上げて、そこを窓口として、企業向けの研修や人事の方向けのハラスメント対策講座をやり始めています。今後に関しては、こちらもライフワークとして力を入れて、協会の会員も増やし、職場に置けるハラスメントがなくなるように活動を広げていきたいと思っています。