個人・家族関係に特化して、日々お悩みを解決されている百瀬先生。資格の数も豊富で、キャリアカウンセラーの側面からも相談にのられています。そんな先生に事務所の特徴や今後についてなどインタビューさせていただいた。
東京都行政書士会目黒支部 支部長
資格
行政書士
宅地建物取引士
2級ファイナンシャル・プランニング技能士
AFP
損害保険代理店特級
貸金業務取扱主任者
産業カウンセラー
ビジネス実務法務検定2級
法学検定3級(全コース)
法学検定2級(総合コース、行政・労働・刑訴・民訴)
NPO生涯学習認定キャリアカウンセラー
先生が行政書士になったきっかけは?
私が行政書士になったきっかけは、講談社の漫画雑誌「モーニング」で連載されていた「カバチタレ!」という漫画を読んだことです。当時毎週「モーニング」を買って読んでいました。漫画では、理不尽な理由で懲戒解雇された主人公の田村勝弘が夜な夜なバーでやけ酒を飲んでいました。隣で話を聞いていたおじさんが、気の毒だからと田村の話を聞いてくれた上で、その場でさらっと内容証明を書きました。これを職場に送れば、もらいそこねた給料がもらえるとのことで送ってみたところ本当に給料2か月分が現金書留で送られてきたのを見て、行政書士ってすごいんだなと思いました。それまでは、行政書士がどういう仕事をするかよくわかっていませんでした。自動車免許試験場で呼び込みをしているのが行政書士だということは知っていたのですが、金銭請求の手紙を書くことと結びついていなくて、この資格に魅力を感じ、その年から資格取得に向けて勉強を始めました。
百瀬まなみ行政書士事務所の特徴って?
個人や家族関係に特化した事務所です。人の顔を見て、直接話を聞いて、その人のためになにができるかを一緒に考えることが好きで、個人や家族関係に特化してやっています。その中でも、1番得意としているのは離婚公正証書の作成です。豊富な実績をもとに、お二人の考えを尊重した公正証書を作成しています。
キャリアカウンセラーの資格も取得していますので、カウンセラーとしての側面から、離婚してシングルマザーになり不安を抱えられている方やこれからどうしたらいいのかと悩まれている方へ履歴書添削のお手伝いや、アドバイスなどをさせていただいています。
相談の際は、「傾聴」を心がけています。私自身がペラペラ話すのではなく、相手の話をよく聞きながら、お客様ごとにふさわしい解決方法を見つけていきます。なにから話したらいいかわからないという方もいらっしゃいます。その際も、傾聴のテクニックとしてうまく引き出せる質問をするようにしています。答えが「はい」「いいえ」にしかならないものは閉ざされた質問と言うのですが、そうではなく、相手が話さないといけないような、「その時どんなお気持ちでしたか?」といった開かれた質問をします。そうすることで話に広がりが出てきて、実像が見えてきます。お客様の話を繰り返したり、言い換えたり、まとめたり、といったことを通して、整理しながら解決方法を提案することで信頼関係を築けるようにしています。
今後の行政書士業界についてと先生の展望を教えてください。
行政書士は浅く広い仕事です。そこで私がお伝えしたいことが、自分のやりたいことをしっかりと持ってやってほしいということです。なんでもできますとHP上で打ち出してもかえって信用できないと思います。それよりも、私はこういうことをよくやっています、といったように得意分野をきちんと打ち出せるような行政書士が増えていくことで、仕事の取り合いではなく、共存共栄できるのではないかと思っています。
今後に関しても、離婚をメインに、個人、家族案件なら「百瀬まなみ行政書士事務所」にと言われるように日々お客様のお悩みを解決していきたいと思います。