個人に対する税務サービスに特化して、サラリーマンの税金・お金のお悩みを解決している中山先生。不動産業界での経験も長く、不動産を絡めた税務コンサルティングも得意とされています。そんな先生に事務所の特徴や今後についてなどインタビューさせていただいた。
資格
税理士
CFP
1級ファイナンシャルプランニング技能士
宅地建物取引士
管理業務主任者
セミナー、執筆実績多数
先生が税理士になったきっかけは?
既存の税理士は約9割の先生が法人を相手に毎月顧問料をもらって税務サービスを提供しています。残りの1割も富裕層向けの資産運用サービスを提供しているところがほとんどで、特に中間層のサラリーマンに対して、税務サービスを提供したり、自身のお金に対する悩みを相談できるところが日本では不足していると感じていました。実際に確定申告のシーズンになると、税務署の相談コーナーに長蛇の列をなしているという状況を見て、潜在的なニーズはあると思いました。投資用のマンションを買ったものの、その後のサポートがなくどうしたらいいか困っている方や、個人事業を始めたい方など、サラリーマンのお金に対する悩みは尽きないと考えていたので、そこを解決する手助けがしたいと思い税理士を志しました。
トランス税理士法人の特徴って?
個人に対する税務サービスに特化した事務所です。日本は、富裕層向けの資産運用サービスは大変充実しているのですが、年収500万から1300万くらいの中間層のサラリーマンが税金や保険、資産運用などお金のことについて相談できる税理士事務所は少ないです。その中で、中間層サラリーマンに対する増税は年々厳しくなり、現役世代の社会保険料の負担もますます重くのしかかっていきます。そこで当事務所は、サラリーマンのお金の悩み、税の悩みを解決するために、不動産投資や副業、仮想通貨、株などの税に絡むコンサルティングを行っており、これは他の事務所にはない特徴だと思っています。
不動産業界での経験が長いので、不動産も絡めた税務コンサルティングも得意としています。お客様から税務相談を受け、解決策を考えた上で、提携している不動産会社と共同して資産運用プランを提供することも可能です。
日本では、税金を自分がいくら払っているかをご存じではない方がほとんど。そこで、お客様には年に一回の確定申告をきちんとしていただくことで、ご自身が1年間でいったいどれくらいの価値を生み出し、国や地方公共団体にいくら税金を納めているのかを認識していただきます。その内容を踏まえ、「ここは無駄ですね」「保険に入りすぎですね」などマネープランを一緒に考え、お客様にとってベストで安心な資産形成のサポートをしています。
当事務所の確定申告料は3万3000円(税込)が基本料金なのですが、その確定申告料に年間の税務コンサルティング料、相談料がすべて含まれています。相談のたびに別途相談料をいただくことはないので、些細なお悩みなど、自由にご相談いただけるのも特徴です。
今後の税理士業界についてと先生の展望を教えてください。
AIにより税理士はなくなってしまう仕事の筆頭だと言われています。確かにただ税金の計算だけをするだけではAIに取って代わられると思います。しかし、税理士は税金の計算だけを求められているわけではありません。日本国民のほとんどが税金と関わりがあります。日本の場合、非常に厳しい「税理士法」があるので、税に関する相談は税理士以外とすることはできません。「税金」はファイナンシャルプランニングの大きな要素なので、本当の意味でのファイナンシャルプラン業は税理士でなければできないと考えています。もっとお客様に寄り添い、正しい税の知識、税法の考え方をきちんと提供できる税理士であれば、まだまだ我々税理士が活躍できる余地があると私は思っています。
個人税務のコンサルティングという概念が浸透することで、世の中はもっと変わっていくと思っています。確定申告をすることで1年間自分がどれだけ頑張り、どれだけ国に税金を納めたのかを認識することで、もっと国に対してこうしてほしいという要望が出て、もっと世の中がよい方向に向かっていくと思うので、個人税務のコンサルティングが世間一般に認知されるように頑張っていきたいです。 また、常に最新の税法や裁判例の研究を欠かすことなく、お客様と未来の夢を共有し、その実現に向けて一緒にプランニングするために、新たな運用プランの研究も続けていきます。