横浜生まれ、横浜育ち。大好きな横浜で頑張っている人たちの力になりたい。そんな思いで日々業務にあたられている丸山先生。飲食業界での経験が長く、その経験も活かして、サービスを提供されています。そんな先生に事務所の特徴や今後についてなどインタビューさせていただいた。
資格
行政書士
宅地建物取引士
先生が行政書士になったきっかけは?
以前はサラリーマンをずっとやっていました。40歳になって最後の転職先にしようと思って入った会社がイメージと違い、ここで10年がんばったとしても、おそらく今の自分と10年後の自分はなにも変わらないだろうなと思いました。元々自分でなにかやりたいと考えていたこともあり、法学部出身でもあったので、なじみのある士業系の資格を取得しようと考えました。その中で行政書士であれば、比較的取得しやすい部類に入ると言われていたので、働きながらでも取得できるのではと考え、勉強を始めたことがきっかけです。
行政書士 丸山理事務所の特徴って?
私は生まれも育ちも横浜で、仕事も横浜を中心に飲食業界で20年ほど働いていました。その経験を活かし、横浜エリアに特化して、飲食店の支援業務を強みとしてやっています。
以前横浜の不動産会社で働いていたこともあるのですが、その会社は倒産してしまいました。当時は一社員だったので、社長は大変だなと思うくらいだったのですが、後々調べてみると売り上げはあるにも関わらず、資金繰りがうまくいかずに倒産していたことがわかりました。お客様が同じ道を歩むことのないよう事業資金調達業務にも力を入れています。
特に飲食業の方は日銭が入ってくるので、3か月先、半年先のお金についてあまり考えていない方が多いです。このご時世なので、3か月間収入が全くなくなり、家賃が払えなくて閉店してしまったところも増えています。少なくとも半年分くらいのキャッシュポイントがあると、そのような心配もないのですが、毎日が忙しく、そんなことを考えられない経営者さんがたくさんいるので、そのへんのフォローアップもしていけたらと考えています。
ご相談の際は、しっかりとお話を聞くことを心がけています。ご相談者様が本当に聞きたいことは1番最初からは出てこないことが多いです。今日相談に足を運んでくださったのはなぜか、電話、メールでお問い合わせをいただいたのはなぜか、本当の部分を聞き出せるまでは、私の方からは極力しゃべらないようにしています。
定年退職して、料理が趣味だから飲食店を始めてみようという人がいるのですが、料理をすることと経営することはまったくの別物です。とりあえず始めてみようではうまくいきません。お店を始めることが目的ではなくて、続けていくことが目的なので、そこを踏まえた上で、今すぐにでも開業したいという気持ちをグッと我慢していただいて、きちんと時期を見て、やりたいことを書き上げて、事業計画をしっかりと練ってから始めましょうとアドバイスしています。
ご相談の際は、基本的に事務所ではなく、出先で話を伺うことが多いのですが、打ち合わせ場所をあえて評判になっているお店や最近開業したお店でやっています。なにか参考にできるところがあるかもしれませんし、実際に見ることでイメージがわいてくることもあります。
今後の行政書士業界についてと先生の展望を教えてください。
「行政書士って何屋さんですか?」と聞かれると、私の場合は飲食店の支援、資金調達をやっていますと答えられるのですが、行政書士は扱える業務の幅がとても広いので、なにから手をつけたらいいのかわからず、何屋さんか聞かれると答えられない人がたくさんいます。 また、司法試験の場合は、試験に合格すると修習期間が1年あるのですが、行政書士にはありません。合格したらいきなり開業してもいいので、多少なりとも勉強会などはありますが、実務と経営を学べる場がありません。実務を勉強できる場所、経営をきちんと学べる場所が少しずつでも増えたらいいなと思っています。
横浜が大好きで、これまでずっと横浜市をメインにやってきたので、横浜市の個人事業主さんや中小企業の社長さんと一緒に横浜を盛り上げていきたいです。 私が開業のお手伝いをしたお店が1件でも増えるように、横浜市で頑張っている方のお力になりたいと思っています。そして、横浜のどこかの駅に行けば少なくとも1件や2件は、私が開業のお手伝いしたお店があるようになれたらいいですね。