人情味溢れる物腰の柔らかい人柄の梅園先生。現役の僧侶として、その幅広い視点から相続・遺言・終活に関する支援を行っています。そんな先生に事務所の特徴や今後についてなどインタビューさせていただいた。
先生が行政書士になったきっかけは?
私には僧侶としての職務があります。お寺の将来のためにも資格を取得し、活動の幅を広げたいと思ったことがきっかけです。前職は東京の築地本願寺にいたのですが、現在は大阪・八尾市のお寺で勤めています。以前からたくさんの相続や遺言書に関する相談を受けてきましたので、僧侶でありながら手続きや申請のサポートができる行政書士になりました。
うめたけ行政書士事務所の特徴って?
当事務所の特徴は、寺内にある「僧侶としての行政書士事務所」ということです。通常の行政書士業務だけでなく宗教観・仏教観についてもアドバイスすることができます。またご相談者様のお悩みを傾聴する力は、他の事務所にはない特徴だと思っています。
相続・遺言書に関するご相談は、自分の亡き後を考えることです。相続・遺言書だけでなく、仏事やお骨に関するご相談、墓じまいや改葬のことなどまで、僧侶、行政書士として、総じてお手伝いすることができます。家族のことや周りの方々のことを考える機会になるため、今後の不安やお悩みなどございましたら、お気軽にご相談いただければと思います。
また時には、終活カウンセラーとして「終活」のお手伝いをしております。エンディングノートを活用しながら自身の人生を振り返えると、“今後の人生をどのように送るべきか”を考えるきっかけになります。エンディングノートの作成だけでもご相談いただけます。
今後の行政書士業界についてと先生の展望を教えてください。
行政書士とは、時代の変化に適応する能力が求められると思います。常に研鑽を積み、人々の生活に寄り添いながら「どう役立てるか」が問われていくと思います。
私の展望は沢山の人と出会い、関わりを広げていくことです。僧侶としても終活カウンセラーとしても、行政書士に興味を持ってくれる人が増えたら嬉しいと思っています。そして、お寺でも相続や遺言書に関する相談ができる風潮を作り、仏教離れ・宗教離れという社会問題に貢献していきたいと考えています。