長年メーカーに勤務し、60,000件以上の商標に携わってきた宮下先生。その企業勤務時代の経験も活かし、お客様目線で業務にあたっています。そんな先生に事務所の特徴や今後についてなどインタビューさせていただいた。
資格
弁理士
著書
「まるっと1冊でわかる!起業を決めたら最初に読む本」(翔泳社)共著
講演実績多数
先生が弁理士になったきっかけは?
元々は大手食品メーカーに勤めていて、そこで長年特許や商標などの知的財産業務の担当者をやっていました。せっかく知的財産の業務に携わってきたので、その分野の専門資格である弁理士資格を取得したいと思い弁理士試験にチャレンジしたことがきっかけです。
弁理士事務所 LABRADORの特徴って?
弁理士の業務は、特許、実用新案、意匠、商標など多岐にわたり、特許を中心にやられている弁理士さんが多い中で、当事務所は商標登録に特化しているところが特徴です。
最近ではインターネット広告等で格安で商標登録を請け負っているところも増えていますが、当事務所は質にこだわってサービスを提供しています。最初の出願時はもちろん、1度特許庁の審査で落ちてしまった案件もできる限り通すことができるように60,000件以上の商標に関わった豊富な実績・経験に基づいて、文章の質にこだわり出願しています。
商標は幅広い業種に対応していますが、特に病院関係のお客様や個人事業主の方から多くご相談いただいています。
メーカーに勤めていた時は、企業側の商標の担当者として、「商標を実際に使う側の立場」で業務に携わっていました。この経験により、実際に商標を使う側の立場を理解した上で、お客様目線を持って業務を行えているところも特徴です。
私たち弁理士に限らず資格を持った専門家は難しい言葉や専門用語を使うイメージを持たれている方が多いと思いますので、できる限り簡単な言葉を使い、分かりやすく、丁寧な説明を心がけています。
なんでも商標登録できますと言えばご依頼いただける確率は高まると思いますが、難しい案件に関してははっきり難しいとお伝えするようにしています。安請け合いをすると後々トラブルの原因にもなりますし、その気にさせて手続きをしても無駄になってしまいますので、不利な情報に関しても正直にお伝えさせていただき、その上でご依頼いただくかご判断いただくようにしています。
今後の弁理士についてと先生の展望を教えてください。
弁理士業界を商標に絞ってお話しますと、インターネット広告等で格安で商標登録を請け負っているところがここ15年くらいで台頭してきました。さらにはAIを活用してさらに安くという事務所も出てきています。これは私の希望的観測になりますが、弁理士が人がやる職業として残っていくようであれば、機械的に対応するのではなく、質が求められる時代にもう1度戻るのではと思っています。
現状東京都のお客様が1番多く、次に千葉県が多いです。千葉県に弁理士はそこまで多くはないので、地元千葉県のお客様をもっと増やしていけたらなと思っています。