前職では、経理財務・情報システム・法務などの幅広い業務に携わってきた西村先生。中小企業から個人事業主が申請できる補助金・助成金に明るく、企業支援を得意とされている心強い先生です。今日はそんな先生に事務所の特徴や今後についてなどインタビューさせていただいた。
先生が行政書士になったきっかけは?
以前務めていたスポーツメーカーでは、会計・経理業務を一手に引き受けていましたが、別の職業に転じてこれからの人生を送りたい、という思いが募り始めていました。同じ頃マンション管理士試験を受けたことで、資格を活かした職業を考えるようになりました。2002年にAFP資格を取得したもののあまり活用ができなかったので、独占業務を持っている士業に就きたいと考えるようになり、会社の業務としてやってきた会計や税務の経験を活かすことができる行政書士として独立することを選びました。
アイル神戸行政書士事務所の特徴って?
当事務所が注力している分野は企業支援です。2020年6月に「持続化給付金」の神戸市申請サポート窓口を担当したことをきっかけに、事業主支援や業務サポートに対しての思いがより強くなりました。窓口では、持続化給付金そのものをよく分からない方に、制度や手続きの説明を行い、必要な添付書類の説明や資料の不備・不足を明確にお伝えしました。多くの事業主の方がご相談に来られ、必然的に困っている方のお話を聞いたことで、行政書士として困っている事業主の方のお力になりたいと心より思っています。また「新しくできる制度に該当するかがわからない」というお悩みもたくさんいただきましたので、身近に相談できる窓口としても頼っていただける事務所を目指しています。
前職ではグループ企業の経営管理、経理システム、経理業務(主に海外宛支払業務など)を担当していました。会計記帳に長年携わった経験から企業の状態を多角的な視点で判断できることが私の強みだと思っています。その他にも契約書の作成や海外企業と取引、バックオフィスの整備などの様々な分野に置いてもアドバイスできると思いますので、トータル的な企業支援を行っていきたいと考えています。
今後の行政書士業界についてと先生の展望を教えてください。
行政の窓口は年々IT化が進んでいます。しかし内政の整備はまだまだ追いついていないのが現状です。またIT化が進むにつれて、その狭間に取り残される方がいないようサポートすることも行政書士が取り組むべき課題だと考えています。
私自身は、どんな時でもご相談者の窓口となれるよう日々研鑽を積み、行政の変化に対応していきたいと考えています。新型コロナウイルスの影響で先の見えづらい状況ですが、ご相談者様と行政の架け橋となり、そして企業のお力となれるよう粛々と業務に臨んでいきたいと思います。