100社以上の中小企業顧問経験をお持ちの原先生。獣医師資格も保有しており、動物関連、医療関連のご相談に関しては全国からお問い合わせがきています。そんな先生に事務所の特徴や今後についてなどインタビューさせていただいた。
保有資格
弁護士
税理士
獣医師
所属弁護士会:第一東京弁護士会
先生が弁護士になったきっかけは?
昔から動物が大好きだったので、元々は犬猫の臨床医になりたいと思っていました。私は動物アレルギーを持っていたのですが、なんとかなるだろうと思って、親の反対を押し切り獣医学部に進学しました。しかし、大学3年生のときに、特に猫アレルギーがひどく、なんとかならないことを実感しました。さすがに猫を診ることができない臨床医は厳しいと思い、そこで初めて別の道を考えるようになりました。父親が公認会計士で母親が税理士という士業の家系で育ったので、士業が身近だったこともあり、せっかくなので司法試験にチャンレンジしてみようと思い立ち、勉強を始めたことが弁護士になったきっかけです。
RHA法律事務所の特徴って?
当事務所は、地域柄弁護士が少ないので、企業法務・顧問や離婚、男女問題、債務整理手続きなど幅広い分野のご相談をいただいており、基本的にすべてお受けしています。また、私は獣医師の資格も持っていますので、医療関係のご相談に関しては全国からお問い合わせいただいています。
税理士法人と一緒にやっているところも特徴の1つです。税理士法人では、色々な事業主様が顧問先にいますので、相談を受けている中で、法律的な紛争があった際や交渉事に発展した際は、連携をはかり、ワンストップでサービスを提供させていただきます。
依頼者様とは基本的に電話、メールに限らず、LINEやチャットワークも活用して、土日祝日いつでもご連絡いただけるような体制にしています。
ご相談に来ていただいた際は、相談者様がどういう人なのか、どこに今怒りを抱えているのか、すべてを参考にするために、決して聞き流すようなことはせず、丁寧に話を聞くことを心がけています。背景事情も踏まえつつ、その日のうちに、その場における最善策を提案することも意識しています。コスト面も含めて、メリット、デメリットは必ず正直にお話するようにしています。
今後の弁護士業界についてと先生の展望を教えてください。
AIが普及してきていますが、弁護士は他の士業と比べて取って代わられにくい業界なのかなと思っています。ただ、契約書の作成などすでにAIが取って代わっているところもあり、多少業務分野は減っていくと思います。
弁護士の専門分化も進んでいくかもしれません。都内ではそういう傾向になりつつありますが、すべての分野を対応するというよりは、専門の分野に特化していく先生が増えていくのかなと思っています。
弁護士は昔のように待っていればお客様が来てくれるような時代ではなくなってしまったので、自分で仕事を取ってくるための営業力も今後は求められていくと思います。
現在は事務所の下地を作るために基本的に分野問わずご相談を受けているのですが、今後は企業顧問とクリニック向けのサービスにより力を入れてやっていきたいと考えています。事務所の規模も、設立10カ月で順調に拡大できていますが、いずれはもっと弁護士の数も増やし、事務所も広くしていきたいです。