警察官としての経歴を持つ増田先生は、今まで経験してこられた様々な社会問題と向き合う勉強熱心な先生です。奈良県橿原市への地域貢献を一番に考えていらっしゃいます。そんな先生に事務所の特徴や今後についてなどインタビューさせていただいた。
先生が行政書士になったきっかけは?
前職は、犯罪捜査に従事する捜査員でしたが、年齢的・体力的な問題から行政書士に転身しました。
私の目指しているもの、それは「生死に関わる社会問題」と正面から向き合い、行政の負担を軽減することで、今後も社会に貢献したいと考えています。
ひとたび独居老人の孤独死等の案件が発生すると多くの人手が割かれ、行政機関とりわけ、警察組織が要する労力や精神的負担は多大です。官から民へと立場が変わっても行政書士の業務を通じて社会に貢献することが、警察ひいては各行政機関の負担軽減につながると考えています。そのため地域で困っている方のお役に立ちたいとの思いから行政書士を目指すことにしました。
大和八木行政書士事務所の特徴って?
当事務所では各種許認可申請や会社設立業務を主として取り扱っていますが、身内が建設業者なので特に許認可申請は自信を持ってサポートしています。会社設立業務に関しては、私自身が会社の設立や運営を行っているため、当事者としてアドバイスさせて頂けます。
また現在、自治委員も兼任しており、地元でのよろず相談に応じたり、「一般社団法人コスモス成年後見サポートセンター」の一員として高齢者の後見業務に従事しています。後見や相続問題など、お年寄りが安心して暮らせるように一人ひとりに寄り添った業務推進を心掛けており、少しでも地元の皆様方の生活支援ができるように力を尽くしたいと考えています。
過去の経験則を活かすとともに、各方面で得た知識を地域の皆様方に有益な情報として還元したいと願っており、口コミで頼れる行政書士としての評判が広がるように精一杯取り組んでいく所存です。
今後の行政書士業界についてと先生の展望を教えてください。
行政書士は同業や司法書士などの業種と競合し、新人の活動域が少なく後進が育ちにくい環境下にある事実は否めません。行政書士を含め国民全体の平均年齢が右肩上がりになっている昨今の状況から鑑みると、次世代に繋いでいくには古い土壌を改良し後進育成と職域拡大に取り組むことが喫緊の課題だと考えています。
今後益々高齢化が進み、何れ社会にしわ寄せが来るのは必定で、少しでも行政の負担が軽減できるよう行政書士として取り組んで行く所存です。その一つとして「成年後見人制度」の普及に尽くそうと考えています。
成年後見制度の利用者が増せば業務改善に繋り、一人でも多くの方を健在なうちにサポートでき平穏に暮らせるようになります。現在、私は行政書士と新規に設立した会社を兼業することで深く地域社会と関わるようになりました。今後とも地域住民の良きアドバイザーとして少しでも社会に貢献したいと考えています。