企業で人事業務をやっていた経験から、実際の実務にそった提案、アドバイスを行っている小林先生に事務所の特徴や今後の業界についてなどインタビューさせていただいた。
保有資格
特定社会保険労務士
公認モチベーション・マネージャー(Advanced)
執筆
職場のインターネットトラブル対策(共著)
研修、講演、セミナー実績多数
先生が社会保険労務士を志した理由は?
元々企業で人事の仕事をしていました。人事の仕事はすごく楽しくて、一生やっていきたいと思い、在職中に人事としてキャリアアップするために社会保険労務士の資格を取りました。勤めていた会社が倒産した際に、人事で転職するか社会保険労務士として独立するか悩んだのですが、元々独立志向もあったので、このタイミングでやろうと思い開業しました。
社会保険労務士事務所ワーク・ホリックの特徴って?
人事担当の人は社長と社員の間で板挟みになってしまいますので、担当者の方とお話をする時は、その人の立場に立って話をするように心がけています。また、実際に人事で業務をやっていた経験から、法律論にこだわらない実務的な提案、アドバイスをしています。もちろん法律は守らなければなりませんが、実務的には実現が難しい部分もあるので落としどころを見つけるようにしています。
当事務所は労務関係に力を入れていて、リスク管理から、人事評価、人事制度の整備までを一気通貫してやっています。
社長や人事担当者など相談に来ていただく人の立場によってお悩みは様々ですので、それぞれの立場に合わせて間に立って対応し、不安を軽減できるようにしています。
リスク管理が完璧にできたとしてもお客様の会社の業績が良くならないと意味がないので、評価制度を作って終わりではなく、その後の部分にまで気をつけています。人事制度を改善することで、社員のモチベーションがあがり、業績が向上することがベストですので、みなさんが気持ちよく仕事ができるように心がけています。
今後の社会保険労務士業界とその中での先生の展望について教えてください。
社会保険労務士がなくなることはないです。只、世間一般的には今後淘汰されていくと言われております。手続きや給与関連業務などはAIの出現により減っていき、その業務に特化している事務所は今後厳しくなっていくと言われております。ただ、私はAIがすべてとって変わるとは思いません。AIが普及したとしても、どのくらいの規模の会社まで浸透するかというと大企業と中企業の一部くらいだと思います。現状給与計算ですごく楽なシステムが出てきていますが、中小企業では導入していないところがほとんどです。AIが普及していくことは間違いないですが、中小企業が当たり前に導入していくのは数十年先のお話になるのかなと思っています。
当事務所として今後は、人事評価含めて、会社全体に関わっていける事務所にしていきたいと考えています。社会保険労務士の仕事の範疇にとどまらず、企業の発展につながるような人事コンサルまで幅広く力を入れていきたいです。