実際の交通事故被害者であることから、依頼者様の立場に立った親身な相談にのられている淺野先生。女性1人でも来所しやすい敷居の低い事務所を目指しています。そんな先生に事務所の特徴や今後の展望などインタビューさせていただいた。
行政書士
不当要求防止責任者
申請取次事務
先生が行政書士を志した理由は?
私が今まで生きてきた中で「行政書士」という単語を聞く機会がよくありました。例えば、弟が行政書士になると言っていたことがあったり、行政文書を取り扱っていた経験から行政書士の話題が出たりなどよく耳にしていました。
そんな中で平成23年8月のまもなく50歳になるときに交通事故に遭い、背骨を折ってしまいました。私は元自衛官で54歳が定年になるのですが、事故によって後遺症が残ってしまったために定年後に勤め人になるのは難しいと思っていました。そこで、自分で何かするしかないと考えて、よく耳にしていた行政書士を目指すことにしました。
櫻咲絆行政書士事務所の特徴って?
交通事故の被害者支援に関しては、私自身が交通事故被害者であり、身体と心の痛みも知っているので、相談者様の立場に立ってお話を聞くことができます。この分野の業務は、本当に心が傷ついている相談者様も少なくないので、自分自身の身をもった経験がないと相談に来られた方の内容や立場を理解することは、とても難しい事だと思います。また、交通事故関連業務に関して、弁護士先生から協力依頼がくることもあります。
その他では、各種生命保険等の請求支援もしています。交通事故に遭った際の自賠責保険の被害者請求手続き業務を行なっている事務所は多いですが、生命保険の請求手続を扱っている行政書士は少ないと思います。私が交通事故に遭った当時、自衛隊の団体保険に加入していたので保険金の給付請求したところ支払いを拒否されてしまいました。2度目の請求で支払いには至ったのですが、一時は裁判の選択をするところまで考えました。何か起きた時のために入るのが保険です。そして、その保険料は決して安くはありません。なのに、すぐに支払わない保険会社が少なくないです。それは悪質とも受け止められるものから、ボタンの掛け違いの判断ミスで支払われないなど様々な原因が考えられるので、そういったところもご相談していただければ請求に関するアドバイスをさせていただくことが可能です。
行政文書作成の実務経験も豊富ですので、書類を1枚作るにしても行政文書に沿った作成ができます。契約書の確認や作成依頼もよくいただくので、サポートさせていただいています。
今後の行政書士業界とその中での先生の展望について教えてください。
行政書士は日々いろんなところに目を向けていればまだまだ仕事はあると思っています。先輩方がこれまで開拓されてきた仕事だけでなく探せば探すほどこんなこともできるのではという仕事が見つかります。先ほどお話した生命保険のお話もそうです。
今後に関しては、事務所を大きくしていくというよりは個人事務所の強みを活かして、ご依頼いただいたお仕事に対して最善を尽くし、より良いサービスを提供していきたいと考えています。