大家さん専門の税理士事務所として、アパート経営税務をトータルでサポートされている小林先生。相談者様のことを考えて税理士事務所では珍しく土日も営業されています。そんな先生に事務所の特徴や今後についてなどインタビューさせていただいた。
著書
いちばんわかりやすい!相続税の税務調査対応のすべて
メディア掲載、セミナー講師実績多数
先生が税理士を志した理由は?
サラリーマンになって働くよりは、専門家になって、自分が働くことでお客さんに喜んでもらえる、社会貢献ができる仕事がしたいなと思っていました。父親が銀行員だったということもあり、会計関連には多少縁があったので税理士を目指すことにしました。
wish会計事務所の特徴って?
当事務所は、相続税を絡めたアパート経営に特化した事務所です。お客様の90%以上が大家さんで、地主さんや最近ではサラリーマン投資家さんのお客様も増えています。アパート経営は、所得税、法人税、贈与税、相続税などの税法が多岐に渡って絡んでいます。そのアパート経営税務をトータルでサポートできることが当事務所の特徴です。
専門に特化していると、色々な情報が集まってくるので、管理会社はどこがいいのか、不動産会社はどこがいいかなど、税務ではないことに関しても情報提供、アドバイスできます。
大家さん専門の税理士事務所は他にもあるのですが、コストを安く抑えるために、お客様には会わずに電話連絡のみというところも多いです。その中で、当事務所は実際にお会いして、直接お悩みを聞くことを大事にしています。また、お会いするのもサラリーマンですと平日に時間を取ることはなかなか難しいと思いますし、地主さんの場合も家族一緒でと考えると平日は難しいと思い、お会いできる時間をキープするために、土日祝日も営業しています。
不動産という形式上、税務だけでなく、不動産の売買や節税のために法人化するとなると司法書士が必要ですし、アパート経営における家賃の長期滞納や退去してくれない問題が発生したときには弁護士が必要です。当事務所は税務をメインとしていますが、その周辺の法的業務に関しては、弁護士・司法書士・社会保険労務士・不動産鑑定士など提携している専門家をご紹介することでお客様のお悩みを解決しています。
また、士業だけに限らず、台風がきてマンションの修繕が必要になったときに、火災保険で補償がきかないケースも多々あるのですが、それを得意とする業者さんもいるので、ご紹介させていただいています。
当事務所の理念が「人とのつながりを大切にします」と掲げているので、よりよい方とつなげることを心がけています。
今後の税理士業界とその中での先生の展望について教えてください。
これからの税理士業界はコミュニケーションの時代だと思います。税理士はAIが取って代わり、なくなってしまう業種だと言われています。確かに、処理的なものや申告書はAIで作れる可能性はあります。ただ、人とのやりとりは、AIには代えられない部分があると思っています。
単純に最安値をお客様が求めていない可能性もあり、例えば、相続の場合、最安値を求めると均等に渡すことになるのですが、父親としては、長男に7割渡して財産を守って欲しいと思っているケースもあります。それによりたとえ税金が高くなり最安値ではなくなったとしても父親からすると満足した相続税申告になるわけです。もちろん目指すところは最安値ですが、そうではない部分もけっこうあるので、直接お話を聞く中で、お客様が本当に望んでいることを引き出すためにコミュニケーションがより重要になってくると思います。
今後に関しては、お客様が多ければ多いほど社会貢献できる度合いが高くなるので、お客様をもっと増やしていきたいです。現在500名程ですが、1000名に増やして、1000名の情報交換の場を作ってみたいなと思っています。
事務所の規模としては、現在スタッフが30名いるのですが100名規模を目指します。そして、板橋区で1番、日本で1番の不動産投資税理士事務所にしていきたいです。