個人事務所ならではの特徴を生かし、小回りの効いた質の高いサービスを提供されている安田先生。比較的新しい分野であるAI特許・IoT特許の実績も豊富です。今日はそんな先生に事務所の特徴や今後についてなどインタビューさせていただいた。
先生が弁理士を志した理由は?
将来的に理系の知識を生かして、独立してなにかをやりたいと考えていました。理系の国家資格で、独立開業できる資格が弁理士だったので、弁理士の資格を取ることにしました。
YMR国際特許事務所の特徴って?
大規模な事務所と比べて一人ひとりのお客様の時間をしっかりと確保できます。相談の際は、コミュニケーションを密にとり、納得していただけるまで丁寧に説明しています。とりあえず特許申請をしたいものの、なにを聞いたらいいのか、どこから手を付けたらいいのか分からない方も多いと思います。まずは、お客様の疑問点や困っていることなどを素早く把握し、適切なサービスを提供できるよう心がけています。
なんとなく製品のアイデアはあるものの、発明のどこを特許申請したらいいのか、どこが発明になるのかが分からない方もけっこういらっしゃいます。これまでの経験から、アイデアレベルのものでも発明の抽出をして特許明細書を作成することができますので、まずご相談いただければと思います。
最近では、特許の技術分野で、AIやIoT関連の特許出願依頼が多く、実績も積んでまいりましたので、得意としている分野です。比較的新しい分野ということもあり特許明細書の書き方など色々とノウハウが必要なので、他の特許事務所さんからのご紹介で依頼がくることも多いです。
今後の弁理士業界とその中での先生の展望について教えてください。
一時期、小中規模の特許事務所は大規模事務所にどんどん吸収されていくのではと言われていましたが、最近は小中規模の事務所も活発になってきています。それには、ベンチャー企業や個人で事業をやられている方が増えてきているという背景があります。そういう方たちは、小中規模事務所の方が小回りも効いて、頼みやすいというのがあり、依頼も今後増えていくことが予想されるので、少数精鋭的な事務所が増えていくのではと思っています。
業界としては、特許出願数自体は大きく増えてはいませんが、AIやIoTなどの技術的に伸びていく分野があるので特許出願数もそれに伴い増えてくるのではと思っています。
今後に関しては、少数精鋭の専門家集団が在籍する事務所にしていけたらなと思っています。