一般的な法律相談はもちろん、他の事務所では断られてしまった案件でも、依頼者様に寄り添い、問題解決に尽力されている牛島先生。インターネット上の誹謗中傷に関する案件も実績が大変豊富です。そんな先生に事務所の特徴や今後についてなどインタビューさせていただいた。
所属弁護士会:東京弁護士会
先生が弁護士になったきっかけは?
昔から父親には正義の味方になりなさいと言われていました。そこから自然と法律家に興味を持ち、弁護士を目指すようになりました。
U&T vessel 法律事務所の特徴って?
当事務所は、一般的な法律相談はもちろん、とりあえず相談してみたいという方からのご相談もお受けしています。例えば、法律的に権利が認められないような案件だとしても、間に入り仲裁的な立場で解決することもあります。
他の事務所では断られてしまった方でも、まずお話を聞かせていただき、見通しを説明した上で、納得いただければご依頼いただいています。必ずしも裁判に勝てる、成功するというわけではありませんので、もちろんリスクも事前に説明しています。
当事務所は、インターネット上の誹謗中傷に関する案件に関しても数多く実績があります。
依頼者の方に対しては、スピード感のある対応を心がけています。案件の大小を問わず、依頼者の方に自分の案件は小さいから遅いと絶対に思われないように全案件スピード感を持って進めることを意識しています。クライアントファーストが当事務所の第一理念です。
学校絡みのご相談も多くいただいているのですが、いじめ問題やPTAとのトラブル、学校と教師のトラブルなど、学校問題に関する紛争に特化した弁護士が現状では少ないです。海外では「スクールロイヤー」と言われるものが一般的になっていますが、日本ではまだまだ広がっていない概念なので、今後力を入れていきたいと考えています。
昨今SNSが普及している中で、子どもたちがSNSの使い方を理解しないまま法律問題に巻き込まれてしまっています。自分が知らない間に、加害者になってしまう、被害者になってしまうケースもかなり多いので、法教育の重要性を感じています。インターネット上で発信することの重大性に気づけていない人がまだまだ多いので、そういった観点からも、当事務所が得意としているインターネット問題と学校問題を絡めてより力を入れていきたいです。
今後の弁護士業界についてと先生の展望を教えてください。
弁護士の人数は増加傾向にあり、弁護士が身近にいるという社会ができつつあるのではと感じていますし、なにか困ったときに相談できる制度、システムがどんどん確立されていくと思っています。すでに法テラスや各法律事務所の無料相談などがありますが、そういったサービスをみなさんがどんどん利用することで事前に紛争を防止できたり、問題が大きくなることを防ぐことができると思っています。
コロナの影響もあり、裁判をweb会議の形式で行う機会も増えたのですが、私はもっと早くから、法律業界においてもそういったインターネットを活用できたらいいなと考えていました。
このような動きが加速すれば、弁護士にすれば全国の法律相談をパソコンの画面越しに受けることができるようになりますし、みなさんにとってもより弁護士を利用しやすくなると思います。
SNSの発達とインターネットに対する公的機関の抵抗がどんどんなくなることで、弁護士業界はより発展していくと思っています。
今後に関しては、全国の問題を吸い上げられる事務所にしていきたいと考えています。1人で処理できる事件の量は限界がありますので、弁護士をもっと拡充し、事務所も大きくして、時代の流れに沿った形で、全国の事件を処理できるようにしていきたいです。