税務署・査察部・税理士と税界に入って50年以上になる菊池先生。これまでの経験・知識を活かし、日々の業務にあたっています。そんな先生に事務所の特徴や今後についてなどインタビューさせていただいた。
先生が税理士になったきっかけは?
高校3年生の10月に、仙台国税局税務大学校の公務員試験を受けて合格しました。12月になり、そのまま税務大学校に入るかどうかを先生から聞かれたのですが、大学進学を希望していたため断りました。その後、大学受験をして、第二、第三志望の大学には合格できたのですが、第一志望の大学には落ちてしまったため、もう1年第一志望を目指して浪人をしようと考えていました。ところが、仙台国税局の人事課長から税務大学校に来ませんかと直接お話いただいたことをきっかけに、税務大学校に入校し、税務職員になりました。
税務大学校では成績もよく、幹部候補生として、幹部研修を受けたり、生徒会長を経験したり、功労賞もいただいたりしました。将来は署長の道もありましたが、ずっと組織の中にいるよりも独立したいという思いをずっと持っていたのと、生涯公務員ではなく、いつかは税理士になるという約束を父親としていたこともあり、42歳になる年に勇退して、税理士の道に進みました。
菊地武壽税理士事務所の特徴って?
当事務所は、すべての税目に対応し、新規法人化による手続き、税務署への申請・設立業務等もやっているのですが、1番の得意分野は税務調査の立ち会いです。税務署勤務時代は、法人税部門と査察部門でずっと調査をやっていました。事務所開業以降も経験を積み、約30年の間に、150件以上の調査立会実績があります。税務署側のやり方も知り尽くしていますので、これまでの知識、経験を駆使して、対応させていただきます。
税界に入って15年になる息子と共に税務申告にも力を入れています。お客様の税金の負担を少しでも軽くして喜んでいただけるような上手な申告を心がけています。無料相談も受け付けていますので、お気軽にお問い合わせいただければと思います。
お客様は100人100様です。経理業務一つとっても、経理能力をしっかりとお持ちの企業、奥様が経理をやっている企業、経理業務が苦手にも関わらず経理担当が社長ご本人しかいない企業など様々です。税金に対する考え方もみなさん違います。お客様のご希望に出来る限り寄り添い、税務経歴50余年の経験を活かして、ベストな方法をご提案させていただきます。
今後の税理士業界についてと先生の展望を教えてください。
税理士業界は、コンピューター技術の発展により、日常の会計業務はコンピューターがやってくれるため、税理士の働く場所はないと言われていました。しかし、税務調査の立ち会いや税務申告など税理士の知識や経験が試される業務に関しては残っていくと思います。
会計業務がクラウド会計などを活用して、ご自身で簡単にできるような時代になったので、会計業務を税理士に依頼しているお客様からすると、コンピューターでいつでもすぐにできるのではと思われても仕方がないと思います。税理士に依頼することに価値を感じていただくためにも、ただ単に会計業務だけをするのではなく、お客様の利益のためにどう動けるかを考えられる能力、知識を身に付けていくことが重要です。
もし税金に関することでお困りの方がいたら、お一人で困らず、お気軽ご相談いただければと思っています。そのために無料相談も受け付けています。相談し甲斐のある税理士として、今後も税務業界50余年の経験、知識を活かし、お困りの方の力になっていきたいと思います。