金融法務、不動産法務などの企業法務の経験、実績が大変豊富な清水先生。質の高いサービスをリーズナブルに提供されています。そんな先生に事務所の特徴や今後についてなどインタビューさせていただいた。
著書・論文実績多数
所属弁護士会:東京弁護士会
先生が弁護士になったきっかけは?
テレビで東京地検特捜部が強制捜査を行うというニュースを見て、経済事件に興味を持ちました。東京地検特捜部は、横領や特別背任などの一般の事件とは異なる事件を扱っていることを知って、特殊な仕事ができることに魅力を感じ、最初は検察官になりたいと思っていました。それがきっかけで、経済事件について調べていると、弁護士にはファイナンス取引における契約書の作成などができる企業法務という分野があることを知りました。経済に関わる仕事は銀行などの金融機関だけでなく弁護士でもできることに興味を持ち弁護士を目指すことにしました。
MSみなと総合法律事務所の特徴って?
当事務所は、企業法務に力を入れ、その中でも金融法務と不動産法務を大きな柱としています。
金融法務では、プロジェクトファイナンスや電子マネー、決済ビジネスなどをやっている企業に対して、契約書の作成や各種規制法についてのアドバイスなどをしています。高度な専門知識が必要となるため比較的費用が高くなる傾向があるのですが、当事務所では、私のビジネス法務に関するこれまでの経験を踏まえ、一人事務所であるという特徴を活かし、リーズナブルにリーガルサービスを提供することができます。
不動産法務では、商業施設、ホテル、物流倉庫などの大規模な開発を行う際のスキームの組成や未払賃料の回収などの係争案件の対応、建物を売買する際の各種契約書の作成など幅広くやらせていただいています。
高齢化社会になり、中小企業における事業承継案件が増えているため、M&A関連法務も1つの柱になっています。これまで事業を頑張ってこられた経営者様の最後の幸せを願い、気持ちよく事業承継していただけるお手伝いができたらと考えています。売主側、買主側がそれぞれ自分たちの主張だけをしていてはハッピーエンドにはならないので、お互いが満足できるポイントを探しながらアドバイスすることを心がけています。
最近では、飲食店や中小企業の支援にも力を入れています。飲食店や中小企業は、なかなか法的サービスが行き届いていないのが現状です。そこで、弁護士を利用することのメリットを感じていただけるようリーズナブルにリーガルサービスを提供しています。大手企業からきた契約書の内容をよく理解しないままハンコを押してしまいトラブルになってしまったというケースもよくあります。理解した上で、契約を結ぶことの大事さも知っていただくために、色々とお手伝いや支援ができたらと考えています。
経営者様には気軽になんでもご相談いただけるようにしています。例えば、法律に関係ないことでも「こういった事業をやろうと考えているのですが、どう思いますか?」とお電話いただくこともあります。話し相手になるだけでも、頭の整理につながるなどのメリットを感じていただけている方が多いので、今後も引き続きやっていきたいと思います。
今後の弁護士業界についてと先生の展望を教えてください。
今後の弁護士業界は選ばれていくことが重要です。その弁護士にしか対応できない専門分野を持っていたり、この弁護士にお願いしたらなんとかしてくれるのではと思ってもらえるような弁護士になっていく必要があります。特に私のところのような小規模の事務所が生き残っていくためには、選んでいただく必要があるので、お客様が何を望まれているのかをしっかりと考え、専門性の高いサービスを提供していきたいと思います。
これまでの経験を活かした金融法務、不動産法務のサービスをリーズナブルに提供していくことは今後も引き続きやっていきたいです。並行して、今取り組んでいる飲食店などの小規模事業者向けリーガルサービスの提供も幅広くやっていくことで、その人たちの成長と一緒に私自身も成長していけるような関係を築いていきたいと思っています。