離婚、不動産問題、相続分野の経験・知識が豊富な上野先生。今持たれている知識に満足することなく日々知識のアップデートをされています。そんな先生に事務所の特徴や今後についてなどインタビューさせていただいた。
所属弁護士会:第一東京弁護士会
先生が弁護士になったきっかけは?
世のため、人のためになれる仕事に就きたいと考えていて、文系だったこともあり、弁護士を目指すことにしました。
上野訓弘法律事務所の特徴って?
当事務所は、離婚、不動産問題、相続に注力しており、経験・知識が豊富です。頻繁に変わる情勢や法改正などの変革、新しい判例等にも対応できるように、常に知識のアップデートを心がけています。
不動産問題では、投資で損をしてしまい、行き詰まってしまった方に対して、任意売却や個人再生、自己破産などの債務整理の手続きを行っています。不動産投資の赤字には迅速な対応が重要なので、ご相談いただいた内容を踏まえ、これまでの経験や知識をもとに解決方法をご提案させていただきます。それ以外の分野ですと、労働問題も扱っています。
ご相談の際は、不利益な点も必ずお伝えするようにしています。損害賠償を請求する訴訟では、弁護士費用をいただいているにも関わらず案件によっては裁判に負けて賠償請求金額が0円になってしまう可能性もあります。逆に裁判にほぼ100%勝てるという案件もありますが、例えば勝ったとしても想定される様々な状況から損害賠償額が300万円から500万円といったように幅があるケースがどうしてもあります。その際、相手側から「300万で」といった提案が出た場合に、500万を目指して戦うべきかどうか、戦う際には追加の費用がどれくらいかかってしまうのか、そして、費用をかけたとしても追加で請求できない可能性もあることなどを事前に必ずお伝えし、どうしていきたいかご判断いただくようにしています。不安を抱えられている依頼者様に、不用意に「絶対に大丈夫です」と安心させることだけを最優先して、裁判に負けたら負けたで仕方がないということはしたくないので、事前に必ずお伝えすることを大事にしています。ただ、矛盾しているようですが、不安を煽り立てるようなこともしません。どうしてもリスクを説明すると不安になってしまうと思いますが、これまでの経験をもとに、バランスを取りながらご相談にのるようにしています。
また、案件にもよりますが、選択肢を複数提示できる場合は、できる限り複数の選択肢を提示するように心がけています。それぞれの選択肢で、どれくらいのコストがかかり、どのようなメリット、デメリットがあるのかを丁寧に説明した上で、お選びいただくようにしています。
今後の弁護士業界についてと先生の展望を教えてください。
私が弁護士になった頃と比べると人気のある職業ではなくなっているかもしれません。これまで弁護士は殿様商売と言われていましたが、依頼者の方と真摯に向き合える弁護士が今後は求められる時代になるのかなと思っています。
今後に関してですが、新たな分野に手を広げていこうとは考えていません。今後も離婚、不動産問題、相続を中心にやっていけたらと考えています。知識を常にアップデートし続けていくことは決して容易なことではないので、しっかりと現在対応しているサービスの質を維持しつつ、日々知識のアップデートをしていきたいと思います。