千葉県八千代市で33年の実績がある渡辺先生。通常の税理士業務に加え、税理士としての枠を超えた売上・集客のコンサルティングもされています。そんな先生に事務所の特徴や今後の展望などインタビューさせていただいた。
先生が税理士を志した理由は?
大学の時に会計事務所でアルバイトをしていました。簿記を良く知らなかったのですが、そこで見様見真似で教わりながらやっていたら、貸借対照表の左右の数字がぴったり合う感覚がとてもおもしろくて興味を持ちました。そこから簿記が好きになり、簿記を活かせる仕事が税理士だったので目指すことにしました。その会計事務所の人たちがみなさん税理士を目指していたので、勉強する環境としては最高でした。
税理士 渡辺達夫事務所の特徴って?
通常の税理士業務に加えて、売上・集客のコンサルティングをやっています。
これまでの33年で培ったノウハウ、経営者としての考え方をお伝えし、導いていけるようにしています。経営者としての心構えや起業時の気持ちを自己啓発ではないですけど、掘り起こして、何を目指すか、もう1度初心にかえってもらって、価値観を磨き上げていくお手伝いをしています。
会計事務所は、ただ単に申告などの経理業務をするだけのところも多いですが、税理士としての枠を超えて、売り上げ向上のためのアドバイスなどもさせていただいております。
連絡手段としていろいろなツールがありますが、直接お会いすることを大事にしています。コミュニケーションをとる中で、社長の考え方やどうしていきたいかをヒアリングします。もちろん独立してやられている方なので、考え方は尊重します。顧問先様あっての仕事であると同時に、皆様にとって「信頼できる相談相手兼パートナー」として、顧問先様の発展のために尽力し、喜んでいただける気持ちを大事に丁寧に業務にあたっています。
今後の税理士業界とその中での先生の展望について教えてください。
人工知能などが出てきますので、業界としては縮小傾向になる可能性があります。
私が思うのは、これからのお子さんにお金の流れや使い方をもっと教えていくべきだと思っています。そうすることで将来商売をしたいという人や独立して仕事をやりたいという人にもっと出てきてほしいと思っています。そこは税理士会としても力を入れていければなと感じています。
今後の展望としては、現在63歳ですので、あと何十年もやろうとは考えていません。
物事は出口を決めることによって今何が必要か見えてきます。経営者も同様で、5年後10年後にこういう風にしたいというのがあれば今何をすべきか対応できるようになります。例えば、5年後に何か設備投資をする必要があるのであれば今からいくら貯めていく費用があるか逆算できますよね。人間の一生は有限ですので、その時に何をどうすべきかを決めていかなければ時間もお金も無駄になってしまいます。自分なりのライフサイクルがあると思いますので、まずは何年後にどうするか決め、それを目標としてやっていくことが大事です。目標が漠然としていたのでは、同じことの繰り返しになってしまいますので、経営者の考え方を自分のできる範囲内で伝えてきたいなと思っています。