1日10,000歩を目標に、従来の会計事務所のような来所を待つスタイルではなく、訪問させていただくスタイルの竹内先生に事務所の特徴や今後についてなどインタビューさせていただいた。
先生が税理士になった理由は?
就職先を探している時に、たまたま新聞広告で会計事務所の求人があったのでこの世界に入りました。会計事務所に入って実務を重ねていく中で、資格がないと相手にされない面があり、そこで資格をとろうと思ったことが税理士になったきっかけです。
竹内数夫税理士事務所の特徴って?
会計事務所の多くはお客様に事務所に来ていただくスタイルだと思います。それをやめようと考えて、お客様のご都合がよろしければ、私の方からお伺いさせていただいているところが1番の特徴です。
今は通信の発達によりメールやFAX、スカイプ、チャットワークなどがあって、電話会議もすることができます。それらももちろん有効なツールですが、実際にお会いして、直接お話をする中での気づきを私は大事にしています。
税理士の仕事は、人対人なのでなるべく上目線にならないように、そして専門用語を使わないように心がけています。専門用語を使う場合には、この言葉を専門用語で言うとこうなりますといったように例えて説明するようにしています。
相談されるお客様は緊張されている方も多く、何から話したらいいか分からないと思いますので、まず私の方からお客様にお話しをするようにしています。仕事の話やそれに隣接する話にちょっとした冗談も交えながら話して、その場を和ませられるように気を遣っています。
今後の税理士業界とその中での先生の展望について教えてください。
基本的には大手税理士事務所に集約されて、業界を席巻していくと考えています。また、税理士の登録人数や試験合格者が増えたとしてもビジネスとしてやっていく税理士事務所は少なくなっていくと思います。その中で機械的な仕事ではなくて、考えて提案をしていく事務所が今後は伸びていくのかなと思っています。
私の仕事に対するモチベーションはお客様のお役に立てることです。
「先生がいて助かった」「ありがとう」と言われることが1番の喜びです。そのお客様の喜びを自分で勝ち取って、役に立ったと言われるようになりたいと思います。
事務所としてはお客様も増えてきましたので、組織的に大きな事務所にしていきたいと考えていますが、その前にまずお客様との肌と肌との触れ合いを大切にしたいと思います。それが、これから大手が席巻したり、AIが普及していく中での対応策だと思っています。